気付けばもう3日以上過ぎている。
生活はまたゆるゆるともとの屑みたいなルーティンに引き戻されていくだけで、なんとなく歯車に絡みついた糸を想像してしまう。
昨日の朝ひどい悪夢にうなされて起きた。
実家の離れで寝ていた頃の夢でこのパターンは大体悪夢と決まっている。理由は良くわからない。こっちに来てから見始めたもののような気もする。
ずいぶん変な夢を連日のように見るときと、ほとんど何も見ないかつまらない夢ばかりの時と、ふたつある。どちらかというとこころにゆとりがあるほうが夢のヴァリエーションが豊なようだ。良くも悪くも。
制作はだらだらとして進まない。明日はバイトがある。嫌だ、嫌だと考えると余計にだらだらしてなまこのようになってしまう。
なにをするべきかはっきりしているときはするすると過ごせるのに(旅行中とかは)、なんでもしていいような気がするときはじつのところなにもしたいことがなくて責任者はとりあえず自分なので、ずるずるしてしまう。
たった一週間前のことだって、ことによってはあっというまに記憶の底に沈んでしまうのがよく信じがたい。そのときみた夢の感触の方がまだリアルだったりする気がすると気味が悪い。
実は世界は分裂しているんじゃないかという気がする。こことあそことあっちとは、ひとつづきのようでいて本当はデジタルみたいにバチ、バチとちぎれているのだが、意識がそれをぺったりと続いているように錯覚させているような気がする。
それは嫌だな。