(前略)どこかの学校の近くにいたら突然警報が鳴り、どうやら北朝鮮がついに核を飛ばしたらしかった。韓国も一枚噛んでいるという噂もあった。周りの学生たちは皆校内へ非難し始めたので、怖くなり、彼らと混ざって、自分も校内へ逃げ込んだ。階段を二階分くらい下りたところは地下鉄の××駅だったので、なるほど地下なら大丈夫だと思ったがまだ安心してはいられないようだった。近くの色ガラスの壁を破るとその下10mくらいのところにまだ工事中で鉄骨がむき出しの面があり、そこまで降りれば大丈夫らしかった。
飛び降りるしか手段はなく、皆おびえていたが、不思議と抵抗はあまり感じなかった。やや躊躇したものの割りにすぐ飛び降りた。怖かったので目をつぶって、衝撃に耐えるためにからだを丸めた。エレベーターに乗ったときに体験するような、内臓が浮くような状態がきたが、耐えているとやがて慣れてくるようだった。しかしなかなか着地しない。体感だったがもう10秒ほど落下しているはずだと思った。
目を開けてみると、からだは鉄骨の間をすり抜けて、さらに下へと落下するところだった。(後略)
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