今回の本『DANST』は、前回制作したリーフレットのブラッシュアップ版という感じです。
本文の企画やレイアウトなどにはmonicoさんにかなり負うところが大きいです。実質合作作品です。
制作のそもそものきっかけは今年8月にrosasのダンサー池田扶美代さんのワークショップに参加したことでした。
実験映像とかパフォーマンスとかコンテンポラリーダンスには以前から興味があったのですが、そういう作品を見るうちに、自分も自分の身体を使った表現をしてみたい! という欲求が湧いてきました。それから同時に思うのは、こうした身体感覚上の実践がないまま創作に移ろうとすると、作品が空虚なものになってしまうという危機感もありました。その人個人の実感こそがあらゆる表現の根幹にあると思います。「魂」の抜けた作品づくりをしないためにも、こうしたトライアルは必然でした。
なので、この本が完成したことは自分にとって非常に大きいことです。なんかいつもまわりに迷惑や無礼を働きながらの制作になってしまっていると思います。その反省も含めて、今回までの制作に関わってくれた人ひとりひとりへ感謝を伝えたいです。次に進むためにも。
ありがとうございました。またよろしくおねがいします。