なぜ美術をやっているかといえば、美しいものにふれたとき・感動したときの思いを持続して抱きたいから/そもそもは落書きがきっかけだったのか/友達とやる落書きは楽しい。それが漫画に発展すればなおたのしい。それで「俺はこんなに絵を描いているから絵がうまいんだ」とかんちがいしたのがはじまりだったとしたら。そんで俺は全然絵がうまくないんだが意地になって描き続けたとして。たまたま身近にイラストが好きな友人が居たりもして。何を勘違いしたか、有名イラストレーターの影響を受けて美大を目指したりもして。しかしそのころには俺は十分、詩とか一応文学とか、絵とかが好きになっていて、大自然に対したときのような感動を抱いていたとして。それらの実感を担保にして、無謀な美大受験に、学力をかなぐり捨てて挑んでいったとして。
俺はもっと、文学とか詩とか、大自然とか、Mエンデとか、安倍吉俊の初期の画集とか、
遠藤浩樹の初期の作品とか。
そういうきらきらしたものを。
絵本。
児童文学。
漫画。
詩。
文学(「純文学」)。
アニメーション映画。
映画。映像。
朗読劇。
芝居。
ダンス。舞台。
歌、と踊り。
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