なにかのアナウンスによって状況の説明がなされている。モニタもあって映像も映していたかもしれない。(内容忘却)
(安倍公房のエッセイに、ひどく概念的な夢の話があったのを思い出して、あれはこういうものだったのかもしれないと思った。)
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少年は家出をしてきたのだったが、寒い冬の夜で、サッカーのユニフォームを着ていた
ために野宿で夜を越そうとすると凍え死ぬと思う。アパート(か学校か病院?)のよう
な施設から暖かい光と料理のいい匂いが漏れていたので覗きこんで中に入れてもらおう
とする。しかし、警察を呼ばれかねない(あるいは呼ばれてしまった)ので、逃げる。
バスの停留所で震えていたところを運よく先ほどの施設のお姉さんに保護される。警
察にばれないように頭を丸坊主にする。
やがて家族(両親、兄、弟)が彼を探しにやってくる。彼は頭を坊主にしていたおかげ
でばれない。しかし怪しまれている。兄が、「どうして君は弟(つまり、彼)の下着を
穿いているのですか」というような質問をする。カマをかけているわけだが、なかなか
頭のいい質問をするなと思う。しかし彼は、「いえ、そんな下着はつけていません」と
うまくかわす。
このとき少年の眼が異様に大きく瞳孔が四角く、マンガのデフォルメみたいになって
いた。
彼は何とか無事に家族をやり過ごした。解放された彼は温かい気持ちで嬉々として将
来の夢を語る(その夢と両親の意見が合わず家を出たらしい。内容忘却)。実際気候
も暖かくなっている(室内だったからかもしれない)。なんとなく夢(この夢)の
タッチが少女マンガ風になっている。
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