地元の地名に「どうど」という所がある。
幼少期はずっと「どうど」という音として記憶していたのだが、それが最近地図を見て知ったところによると「どうど」は漢字で「百」と書くということだった。
「百(どうど)」とは、しかし、かなり変わった読み方に思える。
でも、考えても見れば妖怪「百目」は「どどめ」とも言ったとおもうし、「どどめく」ということばもある。「百めく」と字を当てるのかどうかは知らないけど、方言というよりはこれは意外と一般的な古語なのかもしれない。
しかし、いったいなんで「百」が「どど」なのか?
「百」⇒たくさん⇒どんどんと(ある)⇒ど・ど
だろうか? ともかんがえていたが、どうもしっくりこない、と思っていたのだが、先日唐突にひらめいたことがあった。
「十(10)」のことを「とお」という(尚、この「とお」は「遠」に由来しているらしい)。
そして「百」とは「十×十」である。
すなわち
「百」=「十十」=「とお・とお」⇒「と・と」⇒「どど」
ではないか?
で、この「どど」の訛りの派生として「百(どうど)」という読み方がある、ということではないだろうか?
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それだけの話なんですが。もし正確な由来をご存知の方がいたら、教えてください。
(というか、そもそも、その土地の何が「百」だったんだろうか?)
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